【ネルドリップは難しくない】おうちコーヒーでも本格的なネルドリップに挑戦してみよう!

ご覧いただきありがとうございます。


ネルドリップ。

それは純喫茶でコーヒーの達人のような人が
1滴1滴時間をかけて濃厚なコーヒーを淹れる玄人の世界。

突き詰めだす奥深く、コーヒーの神様のような人たちが、
人生を懸けて最高の1杯を淹れる為に日々研鑽を磨き上げ、
ネルドリップで1杯のコーヒーを1時間かけて抽出するお店もあるくらいです。


そうやって聞くとネルドリップは敷居が高く感じてしまいますが、
始める事自体は意外にハードルは高くないんですよ。


ペーパードリップとの共通点も多いので、
普段おうちコーヒーでドリップをされている方には
意外と手軽に始められると思いますよ。


また、ご自宅でネルドリップ特有ののまろやかで厚みのある
コーヒーを作ることが出来るので、
極上のくつろぎタイムになること間違いなしです!

今回はそんなネルドリップの世界をご紹介させていただきます。

目次

そもそもネルドリップって?

コーヒのドリップと聞くと、
皆さん円錐形か台形のドリッパーにペーパーフィルターを使用する
ペーパードリップを想像する方が多いのではないでしょうか。
ネルドリップとはそんなペーパードリップ以前よりも存在する抽出器具で、
紙ではなく布でろ過する方法です。

日本では1930年代の純喫茶ブームで多くのお店で使われていましてた。

ネルドリップこそ最高の抽出方法と言う
コーヒーマニアも数多くいらっしゃいます。

ネルドリップの「ネル」は起毛した織物の「フランネル」のことです。ネルシャツのネルと同じですね。

紙より荒い布のおかげで
コーヒーオイルが多く抽出されるので柔らかな甘みを感じやすい
味になります。

ネルフィルターは洗って繰り返し使えるので経済的でもあります。

しかし永久ではありません。布はへたりますので約50回が使用の目安です。

プロ向けと思われがちですが、意外と扱いやすい器具なんです

ネルドリップの特徴としては、
フィルターがペーパーより厚くなっているので、
しっかり蒸らす事ができて抽出速度が一定になるので
味が安定しやすいことですね。

ポタポタと1滴ずつじっくり淹れる方法もありますが、
ペーパードリップと同じように抽出しても
ネルドリップの特徴は楽しめるはずです。

ネルドリップに必要な器具

ネルドリッパー

細い持ち手に円形の金枠のシンプルな作りです。

金枠にろ過布を通して使用します。

このような形です。布の表裏については諸説あります。

サーバー

サーバーはコーヒーを受ける事ができれば
何でも大丈夫なのですが、
口が大きなサーバーがあれば写真のように
ドリッパーを置くことが出来て便利です。

また、ドリッパーとサーバーがセットになっている
商品もあります。

こちらのHARIOのポットは木の持ち手部分がオシャレですよね。
(具体的にはケメックスっぽくてかっこいい笑)

実際にドリップしてみましょう!

まずはフィルターを煮込みます笑

ネルフィルターを購入したので
「さあ!ドリップをやってみよう」
となるかと思いますが、

ちょっと待ってください!!

新品のネルフィルターには
蛍光塗料や漂白剤、糊が付着しているので
熱湯で煮沸する必要があります。

ひと手間ではありますが、
ネルを下ろす儀式だと思ってグツグツやりましょう。

片手鍋などを使用してお湯で15分ほど煮込みましょう。
その際にコーヒーの出し殻を入れてコーヒー液にして煮込むと
ドリップの際にコーヒーの馴染みが良くなります。

これだけ見たら何をやっているかわけが分からいですね笑

ネルフィルターの表裏について

ネルフィルターは
さらっとた平織りとふわふわの起毛側が
表裏になっています。

一般的には起毛のあるほう外に向けるのですが、
逆向きが良いとの話もあり、諸説あります。

※今回はHARIOのドリッパーの写真とは逆向きでドリップしています。

今回のドリップレシピ

  • コーヒー豆:グアテマラ中深煎り
  • 挽き目:粗挽き
  • 分量:30g
  • 湯温:85℃
  • 抽出量:400cc

粉は1杯辺り13g目安です。
豆は中煎り〜深煎りがオススメです。

浅煎りのネルドリップはあまり聞きませんが、近いうちにやってみようと思います。記事にはしないかもしれませんが、Twitterでは報告します。興味がある方は僕のTwitterをチェックしていてください!

ドリップしていきましょう

ネルフィルターに粉を入れて、中央部分はくぼませておきましょう。
こうすることで粉全体にお湯が染み込みやすくなります。

お湯を中心から細くゆっくり注いで行きましょう。
フィルターからポタポタと抽出液が落ちてきたら、
30秒ほど蒸らします

お湯を「の」の字を書くように注いでいきます。

粉の周辺部分、特に布には直接お湯を当てないように注意します。

ペーパードリップと同じように注いでも大丈夫です。
しかし、お湯が落ちる速度が遅いので粉がお湯に沈まない程度に
数回に分けて注ぎましょう。

規定量注いだら、完成です!!

あまり神経質にならずに少し注意する程度で良いかと思います。何度かやっていけば慣れますので。個人的には、最初から上手くやれる人はいないので、繰り返しの向上での味の変化もおうちコーヒーの楽しみだと思います。

【重要】使用後のネルフィルターの保管について

ネルフィルターの保管と手入れは
粉をはらった後に水洗いをして
必ず水を張った容器に入れて冷蔵庫で保管してください。

洗剤で洗って、天日乾燥はしないでください!!

そのまま乾燥させてしまうと
ネルフィルターに染み込んだコーヒーの脂肪分が酸化して
悪臭を放ちます…

長期間使用しないときは、
水気を切ってジップロックに入れて冷凍庫で保管しましょう。

また、粉の目詰まりや衛生面が気なる場合は、
毎回ではなくて良いので熱湯で煮沸しましょう。

このネルフィルターの扱いの手間がネルドリップのハードルを上げていますが、実際にやってみると、そこまでは手間では無かったですね。

完成です!

出来上がったコーヒーは感想です。

  • 柔らかな苦味と少なめの酸味
  • コーヒーオイルのおかげか、どっしりとした重み
  • コクと甘みを感じる

少し余談にはなりますが、
コーヒーには味覚としての甘味成分は多くないようです。
しかし、香りや成分によって僕たちは
風味としての甘さを感じているようです。

ネルドリップはそんな風味としての甘さが
引き立ちやすいドリップですね。

この甘みを自宅でも楽しみたくてネルドリップを始めたので、
とても満足しました!

新しい焙煎機を使って、極深煎りの強い甘みの
コーヒ豆作りも研究してみようと思います!

購入した焙煎機はこちらです!

少し手間はかかる器具ですが、プロのみの道具ではない

いかがだったでしょうか?
「ここまで手間を懸けたくない」
「意外と手軽に始めることが出来るんだ」
と様々な感想があるかと思います笑

実際にやってみた僕の感想としては、
手間を懸けた分の価値のあるコーヒーが作れる
ですね!

様々な器具やメソットでコーヒーを淹れてきましたが、
やはりネルドリップの柔らかな口当たりは他では出来ない
ものだと思います。

ネルドリッパーだけの購入であれば
そこまで投資費用もかかりませんし、
気になっているのであれば、
是非ともチャレンジして頂けると嬉しいです。

きっと、新しいコーヒーの楽しみに繋がると思いますよ。

それでは、あなたのコーヒーが進化するのを楽しみにしています!!

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